金魚まつり

 

代々木八幡神社に、春の祭礼『金魚まつり』が復活した。

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≪ 代々木八幡宮の祭礼 ≫

明治の中頃から大正の初め頃まで、春の祭礼には境内にさまざまな店が立ち賑わっていて、なかでも金魚売りが盛んに商いされたことから、『金魚まつり』と呼ばれ親しまれたそうだ。そんな伝統の祭りが2006年、地元住民の手で復活した。

 

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≪ 手作りの祭 ≫

今回の祭りに、プロのテキヤさんの姿はない。
境内は町内会の人たちの模擬店ばかり。
焼きそば200円、ポップコーン50円、焼き鳥は3本で、なんと250円!!
みんな驚くほど美味しい。

料理上手のお母さん、おばあちゃんが腕をふるってくれたのかな。

どれも “ 心のこもった手料理 ” という感じだった。

ビール売場では、おじさんが慣れない手つきでビールを注いでいる。泡が多すぎてカップの半分くらいしか中身が入っていない。料金担当のお姉さんが、すかさずツッコミを入れた。「上の方、飲んじゃってください。そしたらまた 足させ ますからね。」おじさんも、周りの人も、みんな笑っている。

≪ 奉納演芸はサークルの発表会 ≫

神楽殿で行われた奉納演芸に、地元の同好会が集結。

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太鼓、かっぽれ、篠笛、津軽三味線、大正琴などに混じって、ウクレレのサークルも披露された。
日頃の練習の成果をここで発表する。本来の祭りは、こんな形だったのだろう。氏子が力を合わせて、自分たちで祭りを取り仕切る。雅楽の得意な者、舞の得意な者は、こぞって精進の成果を、神に奉納する。

≪ バリ舞踊 ≫

参道の弐の鳥居付近から、奇妙な音楽が聞こえてきた。

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披露されているのはバリ舞踏。神社にバリ舞踊という不思議な世界に饗する見学者たち。

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雨上がりの石畳を素足で舞う踊り手たち。
ピタピタと、足元の感触は気持ちが良いことだろう。ワタシも裸足になりたくなった。