ちょっと足を伸ばして八幡さまにやって来た。
なんなんだ、この人だかりは。
お~ これが有名な青空個展というやつか。
この神社は、色々なマーケットの開催地になっているらしい。
噂には聞いていたが、この催しを見るのは初めてだ。
私の散歩はいつも適当だから「○○日に○○やってます」的なイベントに間に合ったことがない。
ブースにひときわサイケなコーナーがあった。
にぎやか!!
なんと元気の出る色合わせだろう。
このぬいぐるみの存在感、
なんだろう。
この作者にしか作れない、
ふたつとして同じ物はない作品。
我が家には似合わないが、
作者が楽しんで作っているのが
こちらにも伝わってくる。
元気を貰える作品というのは、
こういうことなのか。
コレ だったのか。
「青空個展で買った小物入れに一旦お金を入れて、そのお金を賽銭にすると、ご利益がある」
という話を聞いたことがある。
《おにぎり》と言っていたので、恐らくコレ のことだろう。
「梅・ツナ・五目・赤飯」と書いてあるのに2つしかないってことは、売れたのかな?
しかし凄いセンスだ。布にバランを付けちゃうなんて、絶対に考えつかないもの。
最近ここは人気の場所になった。
あるスピリチュアリストが「この神社の出世稲荷を参拝すると、絶対に出世する」と言ったそうで、
それからというもの、物凄い人気スポットになってしまった。
《絶対》というのは、まずいんじゃないのか?
それに。
そもそも《出世》の意味が違うはず。
仏教において《出世》とは「俗世界の煩悩を断ち切って悟りをひらく」という意味なのに、
いつのまにやら《地位が上がって偉くなる》という俗な話になってしまった。
「どこそこがご利益があるらしい」という噂を聞いて駆け散ずる趣味もなし、
何故 われもわれもと殺到するのか わからない。
神社は パワースポットでも 神頼みの場所でも ないと思うんだがなぁ。