旅の楽しみ方
このところ夏は『南の島』が定番でしたが、
今年は車で日本海をドライブしてみようということになりました。
我が家の旅は〔いきあたりばったり〕が多いんです。
食べる処も、泊る宿も決めないで出発、現地でMOURI のアンテナが頼りです。
海外旅行はそうもいきませんが、国内ならその方が面白いように思います。
PORO ( 愛車 ) で関越を走る
関越をひた走り、寺泊に到着。
昼はお魚センターでさくっと海鮮丼を食べました。
食後に向いの『みなと公園』をぶらぶらしていたら、
体育館で剣道をやっていて全開にされた扉の外から稽古風景が見られます。
こんな機会でもなければ剣道の練習は見られませんから見学させてもらいました。
すると、、、どこからか音楽が聞こえてきた。
音のする方にフラフラと近づくと、野外ステージで何やら演奏しています。
“きなせや2003” という地元のアマチュアミュージシャン参加型のイベントでした。
丁度、ブルースハープの高校生と、なかなか大人のギタリストの2人組の演奏が始まったばかり。
親子ほど年の離れている2人のセッション、これがなかなかいいんです。
ブルースハープの彼がいい感じでソロを取り、オジサマが優しく寄り添うように
ギターを奏でる。
お互いの信頼関係がビシビシ伝わってくる。素晴らしい。
観客席は芝生
適当な距離で思い思いの恰好でくつろいでる。
海岸線を走る
国道352号線を日本海に沿って、出雲崎、柏崎までドライブしました。
柏崎 展望台からの眺め
下を見ると、あら澄んでいて綺麗
番屋
夕日が輝いてきました
この辺でUターンしましょうか、でないと富山まで行っちゃうわ。
うーん、いい感じの路地。
歩いてみたい。
そろそろ今夜の寝床を決めないと。。。
いくつか絞り込んだところで、ある宿に電話をかけますと女将さん「( がっかりされるといけないので先に申し上げたいんですが ) ウチの宿、景色はあんまり期待しないでくださいね。お子様連れでしたら、プールないから退屈されてしまいます。でもお風呂はいいですよ。お食事ですか? 今日はノドグロがございます」
「ノドグロ食いて~!」
女将さんの一言で、このお宿に決まりました。
宿に到着
女将のおっしゃる通り、うっそうとした山間の館です。
窓からは間近の木しか見えません。
( 私達子供じゃないから泣きませんけど・・)
なんだろう、この花。
お部屋の窓際に一輪飾られています。
部屋は簡素ですが清潔感があります。
夕食は、この部屋ではなく、別の個室に案内されました。
これなら食事の匂いが寝る部屋にただようこともなし、
食べている間に寝具も整えて貰えて、好きな時間にバタンキューですわ。
お目当てのノドグロは、もちろん最高です。
出典:http://tabelog.com/niigata/A1502/A150201/15012550/
まずその大きさに驚愕。
東京では15㎝くらいのしか食べたことがないから。
でも大きいからといって大味かというと違うんです。
脂が乗っていてしっとりしていて本当に美味しい。
「旦那様 何か ( 蒲団に ) こぼされました?」
こちらの宿には冷泉と温泉の二種類の源泉があるそうです。
ところがMOURI 、風呂場でブヨに刺されたんですって。
足を真赤に腫らして帰ってきました。
あわてて仲居さんに塗り薬はないかとお聞きしたら、メンソレータムを持ってきてくれました。
・・・ありがとう。
でも・・・うーむ。メンソレは効かないと思うの。。
この仲居さん、凄くユニークな人でチェックアウトの時にもこんなことが。。。
会計をしていたら廊下の向うから、その仲居さんがぶっ飛んできて
「あの~旦那様、お布団に、何をこぼされたんでしょうか」
突然の質問に意味がわからなかったんですが、MOURI の寝ていた蒲団がびしょぬれなんだとか。
こぼした液体の種類によって洗濯方法が違うから聞いておかなくちゃと、飛んで来たらしい。
MOURI なにしたの?
結局、ただの寝汗だったんですけどね。
確かにお宿の風呂がもの凄く体が温まって、いつまでも冷めないって言ってましてね。
寝てる時も「暑い暑い」と言ってました。
仲居さん曰く、ヤカンで水をぶちまけて様な濡れ方だというんです。
MOURI は「いくらなんでもちょっとオーバーだぜ」と笑ってましたが、
とりあえず心づけをして失礼させていただくことに。
効能に驚愕
この宿の湯はいつまでも湯冷めをせず、体が火照ったままでいつもの倍、寝汗をかいたそうです。
草津育ちで温泉で育ったMOURIでさえ「生まれてこのかた こんなに温まったのは初めて」と驚嘆。
寺泉温泉 おそるべし効能じゃ
帰りは、サルビアが綺麗なこんな道路を通って草津に寄っていくことにしました。