三崎に買出し (Vol.2) 荒崎

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折角 MOURI もいるんだから、とっておきのスポットに連れて行きます。

三崎港から少し手前の長井というところにある 荒崎公園 です。

以前 来たのは、去年の10月だったかな。

その時も閑散としていて、 大自然ひとり占めでしたが、今日も2組しか出会いません。

そうか大晦日だもの、世間では大掃除や買出しで忙しく、海岸で油売ってる人はいないか。

 

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※ 下4枚は、2011年10月19日に撮影したもの

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「夕日の丘」と書いてある坂道を上ると、平らな広場に出ます。

f:id:garadanikki:20150105110413j:plain公園内の看板『荒崎の奇勝と歴史』には、

右手にある海中に突き出した小高い岩山は城山と呼ばれ、頂上にわずかの平地を残し周囲は絶壁となっています。かつてここは、鎌倉幕府創設に貢献のあった三浦一党の荒次郎義澄の居城跡といわれています。また幕末の頃には幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。

 


ちなみに。

荒次郎義澄とは三浦義明の次男で、義明の嫡男-杉本義宗が死んだので惣領家となっている人です。

義明の息子は7人で、それぞれ三浦半島に点在して居を構え、その郷村地を名字としています。

その名字から考察すると、荒崎がある長井を統治していたのは次男の義澄ではなく、五男の長井五郎義季? もしそうならば ここに居を構えていたのは、義澄ではなく、義季ではないでしょうか。

 

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夕日の丘から見た東の海   夕日の丘から見た南の海


丘の上から遠く、江の島が見えます。

雲がなければその向うに富士山が見えるのに。

草むらの下はすぐ海みたいでしょう? でも凄く高いのです。

右下の写真の所から海を見てるんだから。

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地図、地図

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土がモコモコしてるのは、モグラかな?

 

  夕日の丘の広場は、こんな感じ。
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ほら、晴らしてやった。   とんび。美しい!

 

 

十文字洞
やっぱり人が入ってる風景って、いいものだ。

いつもひとりだから ⵈⵈ 。

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今日は、波が高くて綺麗。

あっ、釣りをしている。

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十文字洞から来た道を振り返ってみる。 

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今日の波はとても綺麗。

 

  この波、いつまでも飽きないで見ていられる。

 


釣りをされてた方が、戻ってらしたので釣果を見せて貰いました。

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鱸(すずき)だそうです。

美しい。

産卵した後なので、これでも痩せてるんですって。

一匹だけ持ち帰り、あとはリリースしたんだそうです。

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こんなに波がある時は、ヘルメット被ったり重装備なんだって。

釣りって、始めたら面白いんだろうなぁ。

MOURIなんか絶対にハマると思う。道具に凝っちゃったりしてさ。

 

どんびき? 

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いえいえ、どんどんびき です。

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この入り江から、潮が引く様子から『どんどんびき』と呼ばれているそうです。
さあて、いくら何でも油の売り過ぎ…そろそろ、港に向おう。

 

 

 

『荒崎の奇勝と歴史』
このあたりの海岸の岩石は、数千万年前、まだ三浦半島が海底であった頃に推積した黒くて硬い凝灰岩と、白くて柔らかい砂岩・泥岩の層により形成されています。
 またこの二種類の岩石の層は洗濯岩のような凹凸をした特殊な地形となっています。これは、岩石の硬軟の差により起こる水や風などの外的な力による差別侵食ばかりでなく、水分を吸収して膨張収縮しやすい砂岩・泥岩層が、水分を吸いにくい凝灰岩層との間で長い年月をかけて変化してきたためと考えられています。
 右手にある海中に突き出した小高い岩山は城山と呼ばれ、頂上にわずかの平地を残し周囲は絶壁となっています。
 かつてここは、鎌倉幕府創設に貢献のあった三浦一党の荒次郎義澄の居城跡といわれています。また幕末の頃には幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。
 ここから長浜に出るシーサイドハイキングコースの終点に近い山腹には、古代の下級豪族の墓である横穴古墳群があり、昭和三十二年に横須賀市博物館が発掘調査をしたところ人骨や副葬品と思われる土器や金属器などが多数出土しました。このことは当時、この近くにかなり大きな集落があったことを物語り古代から生活するのに適した所であったことが想像できます。
 潮騒が快いこの海岸からは、相模湾越しに右手から丹沢山塊、箱根連山、霊峰富士、伊豆半島、大島と遠望することができ、特にあかねに染まった夕景は、筆舌に尽くしがたい美しさです。
昭和五十二年十二月
横須賀市



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三浦氏~中世三浦半島に栄えた垣武天皇の末裔~