西郷山公園

西郷山公園。

ここは花見の名所です。

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まだ桜は蕾だけれど、そろそろ枝垂桜が咲き出して。

お弁当を広げて子供を遊ばせているお母さんたちのグループがあちらこちら。

 

西郷山公園には入口が4ヵ所あって、一番便利なのは旧山手通り側からの入口。

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そのまま大広場に出られるし、展望台へも近いんだけれど。。。

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f:id:garadanikki:20150321155200j:plainいち押しは、坂下の入口。

住宅地からの入口で階段を登る入るコースが好きな理由は、鎌倉 尾根歩きが好きなのと同じだからです。

 

苦労した先に幸せがある。

ゼーハーゼーハー登った頂上で見る景色は、

ポイント高いでしょ?


西郷山公園は、元気なウチは坂下から入ると決めました。

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振り返るとこんな感じ。

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f:id:garadanikki:20150321155143j:plain坂道や階段を見ると『だらだら坂』という短編小説を思い出します。向田邦子さんの『思い出トランプ』に収められている話で、NHKでドラマ化した時は、樫山文枝江さんが演じてました。

【だらだら坂】

ある男が愛人を囲うんですが、その愛人は美人でもなく、気が効くわけでもありませんでした。

目が細いせいか表情がなく陰気に見える。服装も野暮ったく、受け答えも鈍重である。
向田邦子著『思い出トランプ~だらだら坂』より

 

何故そんな女を愛人にしたかというと、『女が気が効かない代わりに、先をくぐって気を回すこともしないから、気が休まる』というわけ。

しかし愛人の容子が変わってしまいます。一重まぶたを二重に整形し、美しくなっていく彼女を見て、男の愛着は日増しに薄れていく。

愛人宅は坂の中途にあって、いつも男は坂下でタクシーを降り、だらだら坂を登っていくことを楽しみにしていたんです。ところが ( 綺麗になった愛人が ) 疎ましくなってくると、男は坂の上に車をつけ、降りるようになっていくという話。ふ ふ ふかい。

楽しみがあるからこそ 《坂を登る行為》が面白いのだと、子供ながら妙に印象に残ったお話でした。



こぶし?

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こんな大木、初めてみました。

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『ユズリハ』って書いてある。

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ユズリハ… いい響き。
春になり、若葉が出てると、前年の葉が場所を譲るように落葉するんだって。

その様子を親子に見立て、代々家が続くようにと正月の縁起物とされているとの由。

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枝垂桜は、普通の桜より早い。満開。

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今度は階段の上から見降ろす。

同じ木でも下からと上からだと違っておもろ。

木々の向こうに薄っすら見えるのは中目黒の街並み。

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【西郷山公園の由来】

f:id:garadanikki:20150321155159j:plain西郷山公園があるこの土地は、明治の初め、西郷隆盛の弟-従道さんが、郷里鹿児島に帰った兄の再起を願って購入したもの。従道は、ここに兄を迎えようとしたけれど、西南戦争に破れた隆盛は鹿児島で自刃してしまう。

洋館と和館、美しい庭園を設えた邸宅は、明治天皇も行幸された。当時の洋館は、 明治村(愛知県犬山市) に移築された。現在の公園は、かつての邸宅跡の一部なんだそうです。

明治村に移築された洋館 →

 


↓洋館のベランダに、人がいる。ほら、2階の左の方

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坂下の入口からの階段を登りきると、遊歩道がある。

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フェンスの右側が、急斜面になっているから、遊歩道から見降ろす景気は最高。

自然の高低差をうまく生かした造りは素晴らしく、特にここから見る夕陽はなかなかのものらしい。

 

f:id:garadanikki:20150321155200j:plainもう一度、地図を。

中央の展望台と書いてある遊歩道を境に、

右上半分と左下半分では、

高低差がはんぱないのです。

 

そうなると、あたりの地形を調べてみたくなるわけで、

渋谷と目黒川あたりの地形図を探してみました。


 

私の住んでる地域が、どこに行くにも坂を昇ったり降ったりです。

この地図を見ると、自転車で閉口する理由がわかりました。

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下図の等高線から見ても、
↓  かなり急斜面であることがわかる。

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目黒川を見下ろす位置にある西郷山公園。

その稜線には高級住宅地が広がっているのも、鉢山町、南平台、青葉台に代官山といった地名が示す通り、高台だから人気なのでしょう。

あら、また地形の話。
徘徊はさらに続きます。。。


 

f:id:garadanikki:20150114111047j:plain ついでのお話
西郷山公園は東京ラブストーリーのタイトルロールのロケ地にもなっていた場所でした。

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