鎌倉に行くと寄りたくなるのが、由比ヶ浜にある公文堂書店です。
鎌倉で一番古い古書店だとか。
流石に里見弴が住んでいた鎌倉の本屋さんだけあって、里見さんの古書も充実してる。
なんでもかんでも買える財力はないから、ガラス越しに眺めてばかりですが、
宝物が沢山つまった玉手箱みたいな所です。
今日も「いいなあ」「あれ欲しいなあ」と、見るだけ見て帰ろうと思ったら、
お店の外の本棚が私を呼んでいる。
振り返ると、100均棚の隣のラックに、凄いものがありました。
別冊かまくら春秋『追悼~素顔の里見弴』
流石、鎌倉だ。
凄い面々が、追悼文を寄稿してます。
どれどれ。永井龍男、今日出海、中村光夫、永井路子、瀬戸内寂聴、小林秀雄、巌谷大四、渋沢秀雄、横山隆一、那須吉輔、入江相政、大山康晴、吉川義雄、杉村春子、尾上松緑、武原はん、黒柳徹子、関野準一郎、石塚友二、金子洋文、永山雅啓、吉井滋、志賀直吉、安場保文、高木志摩子、山内静夫、中川一政、勝田龍夫、野上義一、山口久吉、大垣三郎、井上綾雄、宮内義治、斉藤正直、吉田茂穂、酒井忠康、三富進、佐藤秀三郎、田中富、小澤健行、久米艶子、中井貴惠、井上善定、沢村みどり、小島千加子、大下豊道、高岡智照、久保田雅彦、中村嘉津雄、藤本せい、川崎肇、井上松太郎、井上たみ子、堀井真澄、道鉢祐二郎、中村種子、辻嘉一、牧田高明、竹端勝喜代、小島寅雄、田口敏夫、小倉遊亀、斉藤清 (敬称略)
昭和57年12月というから、亡くなられるひと月前のお写真
うぉぉぉの写真の数々
これも凄い。
フクちゃんで有名な横山隆一さんが書いた、里見弴のイラスト
公文堂の包装紙は、鎌倉在住の版画家、
高橋幸子さんの作品なんだそうです。
本を買うと、本より一回り小さな包装紙を輪ゴムで留めてくれるんですが「いいなあ、この絵」と思っていました。
今回、初めて公文堂書店のサイトを拝見し、お店で高橋幸子さんのトランプも販売していることを知りました。
すごくいい感じのトランプです、今度行った時には、是非と思ってます。
公文堂書店の包装紙