ホテル桜井の懐石料理

今日は、草津にやってきました。

法要が終わった後、ホテルで会食をしたんですが、その料理の美味しかったので、思い出に残しておこうと思います。


ホテルのこういったお料理は正直言って期待できないものが多いけど、ホテル桜井は凄いです。
ホテル桜井は、草津で1、2を争う宿で、宿泊料金はかなりなものらしいですが、

値段に見合うだけのものはあります。

( 草津に実家があるMOURIだから、私たちは泊ったことないけど)

 

ホテル桜井の懐石料理

最初にセッティングされてるもの。

f:id:garadanikki:20211006142716j:plain



前菜 ≪吹き寄せ盛り込み≫

f:id:garadanikki:20211006142720j:plain

 

栗や紅葉の造作が施された料理が盛られています。

f:id:garadanikki:20211006142725j:plain

左) ≪渋皮栗甘露煮いが栗射込み≫

   栗は、いがまで全部食べられます。

   何かに卵でコーティングした栗の いが はカリカリで美味しい。

   とげとげの部分は、素麺を揚げたもの。ポキポキでまたウマし。

中) ≪蒟蒻稲荷≫

   蒟蒻の中に酢飯を詰めたもの。

   よく考えられています。

 


≪酢立釜山くらげ吟醸和え射込み≫

f:id:garadanikki:20211006142730j:plain

スダチをくり抜いた中に、山くらげが塩麹みたいなのにまぶして入ってます。

サッパリした後味はスダチを搾ったからみたい。

ウマいっ!!

 


先付 ≪秋味湯葉庵掛けぼっちゃん南瓜釜盛り≫

f:id:garadanikki:20211006142745j:plain

名前だけでも楽しい。

あんかけ を、わざわざ《庵掛け》と書いてあったり ( ´艸`)

中身は、クコの実、二見高野、玉蒟蒻、茄子、よもぎ、麩、絹さや。

それらが上手に炊合わせてあります。

 

もちろんカボチャの器もぜーんぶ食べられます。

f:id:garadanikki:20211006142756j:plain

トロッとした餡は薄味で、湯葉もいい役果たしてる。

 


≪造里≫

f:id:garadanikki:20211006142800j:plain

ホテル桜井のお造りは、氷で作った鎌倉に入っています。

ウニだって1人1箱!

 


焚合 ≪菊花蕪地鶏射込み風呂吹き≫

f:id:garadanikki:20211006142805j:plain

カブさんにも、キチンと彫刻されていた菊みたいになっていて、

お箸で、すっくり割れるほど柔らかいです。

f:id:garadanikki:20211006142810j:plain

中に鶏肉をたたいて団子にしたものが入っている。

これもほんわりして美味。

 


他にも、上州牛のさくら風鍋とか、群馬県特産ニジマスを使ったサラダとか、

f:id:garadanikki:20211006142740j:plain f:id:garadanikki:20211006142735j:plain

 

 

吾妻五穀蓮根のお吸い物とか、留膳も松茸ご飯と、

f:id:garadanikki:20211006142822j:plain f:id:garadanikki:20211006142836j:plain

 

地元の食材を使ったお料理があって、焼物にも松茸。

f:id:garadanikki:20211006142816j:plain f:id:garadanikki:20211006142827j:plain f:id:garadanikki:20211006142832j:plain

 

秋らしいメニューが続き、最後のデザートに至るまで、大変手の込んでて心のこもったお料理でした。

f:id:garadanikki:20211006142842j:plain f:id:garadanikki:20211006142846j:plain

f:id:garadanikki:20211006142851j:plain f:id:garadanikki:20211006142855j:plain

 

以前、桜井での会食でも感じましたが、総料理長 矢野宗幸さんのお料理は本当に素晴らしい。

関西の料理は薄味だと言われますが、塩加減は関東より関西の方が濃いと思うんです。

確かに色合いは薄いけれど。

 

その点 草津の味は、関西と関東の良いとこどりです。

色合いは薄く美味しそうで、味も薄味。

そしてほんわりとした食材の甘さもふくよかさも保ってます。


《草津の味》と、言いきっちゃいましたが、私がいただいた料理が全部そうだったからです。ホテル桜井の矢野宗幸さんの味も、MOURIのお母さんも、伯母ちゃんたちや 近所のお母さんたちの味も共通してそうでしたから。