深川江戸資料館で落語の会があるというので出かけることになり、
折角なので早めに家を出て、清澄公園に寄ろうと思う。
14時04分。
早めにといっても、流石に早過ぎたかな。
でも、どんな面白いことに巡り合えるかわからないし、
開演まで5時間もあるけれど、まあ、いいか。
おおきいmapは、←こちらから
清澄庭園は1932年 ( 昭和7年 ) に東京市の公園として開園された。
庭園は入館料が必要だが、隣接する清澄公園の方は無料。
庭園と公園を合わせた約3万坪は、岩崎弥太郎の持ち物だった。
その前は紀伊國屋文左衛門さんの屋敷があったそうだ。
江戸の豪商の地所が、明治の豪商の所有に代わるとは面白い。
岩崎弥太郎はここを、社員の慰安や貴賓の招待の場として使用したそうだ。
因みに自邸は、台東区池之端一丁目 ( 旧下谷区茅町 ) にある。
下流武士から政商となり三菱財閥を創設した人だ、どれだけの資産を持っていたのだろう。
当時の池には、隅田川から水を引いたというのだから、とてつもない費用をかけたのだろう。
池の周囲には、岩崎家が自社の汽船を用いて集めたという見事な石が転がっている。
いや、転がってるわけじゃないか (;^_^A
清澄庭園の見どころは池と石かな
入場料を払ってすぐの所に売店があった。
お麩とボンタンアメを購入。
お麩は「鯉のエサ」って書いてあったが、鯉はあまり興味を示さない。
むしろ「鳥の餌」 ww
庭園の入口の注意書きに「動物にエサやり禁止」と書いてあるが、
「持ち込んだ人間用の食べ物をあげるな」という意味らしい。
ポップコーンとか煎餅とかを池に撒く人がいるらしく、ここの鯉はでぶちんです。
体に悪いものの方が美味しい、というのは魚も人も同じようで、お麩には見向きもしない。
※ ポップコーンは絶対にいけません。
庭園の名石は、飛び石になってたり、
燈籠になっていたり、
ただ、置いてあったりする。
人は《年と共に愛でるものが変わる》という話を聞いたことがある。
愛でるものは、いきもの ( 人間の異性も含む ) から始まり、
植物になり、死に近づくと最後は石に魅かれるらしい。
今日はなんだか、石に魅力を感じます。
あんな所にも燈籠がある。
( mapによると松島という島で、燈籠は雪見燈籠とのこと )
温かいのかな、鳥が乗っている。
松島にアオサギ。
首を折りたたんで、寒いとあんな風になるのか。
ヒドリガモも寒いそうだ。
みんな 寝ている。
オナガガモっていうらしいです。
寝てないのはキンクロハジロと
ユリカモメたち。
ユリカモメは、可愛い顔をして凶暴なのだと、さっきオジサンが言ってた。
池を右回りに1/4くらい来た所。
なかなかの絶景。
石版は「清澄園記」といって、弥太郎さんがどうしたこしたと書いてある。
(全てクリックすると大きくなります。)
自由公園の所に「芭蕉の句碑」があった。
芭蕉の有名な「古池の句」が書かれてるのだが、建てたのは晋永湖という俳人で、
元々400mばかり先の芭蕉庵に建てたものを、改修の時に「狭い」といってここに持ってきたらしい。
「芭蕉の句碑」の脇の柳。
下から見上げると、ハリーポッターの “ あばれ柳 ” みたいだ。
あずまやの脇に奇妙な石がある。
ずっと見てきた中で一番好きな石だが、何故かこの石には看板がない。
お池 ( 大泉水 ) の方に戻ってきました。
あっあれは、、、
スカイツリーじゃないですか
涼亭は有料予約制施設だそうで、3時間半5,500円で借りられるらしい。
中から楽しそうな声が聞こえる。
池の方から見た涼亭
いいなあ、飲酒もOKらしいから、皆で借りてみようかしら。
春日燈籠
右側の小高い所は富士山。
「登るな」って書いてあるけれど、富士山詣でしたいなぁ。
さあ、ここらで撒いてみますか。
お麩 投げる! バタバタ やって来る!!
カラスは来ないのか。残念。
遠くからでも
お麩 見えるのかしら
おっ、あいつ。お麩 確認した。
どんどん来た
可愛い顔なのに、ぎょ~ぎょ~と鳴く。
つばさ きれい
一個のお麩を4羽でとりっこ
目が合った
君は美しいねぇ
そうお、どうもありがとう
「もう、おしまい」と言ったら去って行きました。
ああ面白かった。
・・・だか、ちょっと取り残された感がある。
そうだ花見をしよう
ミツマタに
水仙に
シャクヤクに
フクジュソウ
雪吊りをしてもらっている松や
雪囲いをしてもらっているシャクヤク
何だかわからないものも完全防備
磯渡りを渡って一周おわり。
1時間半のまる散歩でした。
清澄庭園 〒:東京都江東区清澄3-3-9 TEL:03-3641-5892 ( 清澄庭園サービスセンター ) 定休日:年末年始 ( 12/29~1/1 ) 営業時間:09::~17:00 ( 入園は16:30まで ) |